2011年1月28日

バリが呼んでいる?

年が明けてから、私の周りでバリに行く人がいっぱいいます。
雨季真っ只中なのに、この一時期に集中するのもめずらしい。

私自身も2月のバリ行きを控えて、連日バリ情報が飛び交っていました。

そんな1月のある朝、眉間に赤いシミがポチリ…。

なんだろう。

虫に刺されたわけでも、引っかいたわけでもなく、ただ赤くなってるだけ。
しかも日々はっきり大きく濃くなっていく。。

そう、それはまるでビンディを付けたように…。


自画像ではありません・・念の為


ビンディとはヒンドゥー教の既婚女性が額につけるものです。
今ではシールが一般的ですが、昔は赤い顔料だったそう。

これはきっとバリの神様に呼ばれているに違いない。早く行かなくちゃー!!
と騒いでいた私を、横目で見ているバリ行き反対派の家族。。。


ちなみにバリヒンドゥーではビンディを付ける習慣はありません。
祭礼の後お米を額に付けてもらうくらいです。


かなり無理やりのいいわけだったけど、反対派の説得には効果てきめんだった模様。
しぶしぶ留守番を了承してくれました。

こうして今年も晴れてバリにいける運びとなりました。


説得後、ウキウキしてたらいつのまにか額のシミ無くなりました。
ほんとにヒンドゥーの神様のしわざだったのかも…!?




2011年1月25日

「バリで物を作る」ということ

1989年に初めてバリを訪れました。
今からは想像できないほど、なーーーんにも無くって素朴な島。

そんなバリに魅せられて、以来毎年決まった日数バリで過ごします。
それだけが楽しみで、1年ストレスと戦っている。と言っても過言ではないくらい。

毎年毎年飽きもせずにバリに行く私。
ひとつ困ったことが…。
そう、旅行のお土産=バリのお土産 しか無いんです。

家族も友人も色々な場所を旅して、楽しいお土産をいつも選んできてくれる。
私からはいつもバリ土産。
これが20年も続くと、さずがにもうネタ切れ。

そんな訳でこの数年は、お土産用にオリジナル物を作ってもらってます。

さまざまな工芸品が有名なバリですが、気軽なお土産として人気なのが、綺麗に色付けされた木彫りの置物ですよね。
我が家の庭にも妙に鮮やかなカエルやらカメやらニワトリやら、飾ってあります。

ちょっと不気味なのでお向かいの子供がフェンスの隙間から覗き込んでます。


ウブドの北側、ライステラスで有名なテガラランを上って行くとかなーり先に木彫り屋さんばかり並んでいるエリアがあります。
その中のひとつの店で、オーダーします。

毎年同じ時期に行くので、ここのおばちゃん、私が行くと「あーまた来たか…」とちょっと顔を曇らせる。
こっちは客なのに、なぜかそんなおばちゃんを慰めながらのオーダー。

現物を見せて、事細かに説明する。
そもそもこれだって、以前おばちゃんの店で作ったもの。



「kapan bisa?」(いつ出来る?)と聞くと「1minggu!」(1週間っ!)と力強い返事。

まぁまさかほんとに1週間で出来るとは思ってなかったけど、実際に出来上がってきたのは1ケ月後。
しかも、これ。


もちろんとっくに帰国していたので、別の荷物と一緒にカーゴで送られてきた、この子達20人。

もう、目が合ってビックリですよ!!
なんで2色刷り?この手抜き仕上げはなに??

いきさつを知ってるHちゃんは大爆笑。。
ふだんインドで仕事しているMちゃんだけが、「かわいい。バリらしいじゃん。」と褒めてくれました。


さて、これであきらめる私じゃありません。
次の渡バリの際、この2色刷りの子たちと、オリジナルの子、握り締めて行ってきましたよ。
山の上のおばちゃんの店。

つたないインドネシア語での抗議に、「ふっダメか、やっぱりね。来ると思った。」と鼻で笑ったおばちゃん。
いやー、たいしたもんです。

「kapan bisa?」(いつ出来る?)「1minggu!」(1週間っ!)と、毎年同じやりとり。

しかし今回ばかりは、確認に行きました。
10日後に。
案の定出来てませんでした。
そればかりか、オーダーすっかり忘れて、作り手のダンナは建設現場に出稼ぎに行ってしまってた。

確認に行ったのが功を奏したのか、やっとやっと希望通りのものが出来上がりました。

ほぅら、こんなにかわいいんですよん。



え?かわいいですよね??
しかも20人、気の弱そうな娘から、性格悪そうな娘まで一人一人表情が違う。
これがハンドメイドのおもしろさ、ですよね♪


今はみんなのお宅の冷蔵庫にメモを貼っとく係としてお役にたっているはず。




ことほどさように、バリで物を作るのはおもしろくって、たいへんで、やめられないのです。

今年もめげずに頑張って作ってきます!



マトリョーシュカ風マグネット¥600/2個




2011年1月20日

バティックを使って

インドネシアを旅したことのある人はご存知ですね。
バティック…ジャワ更紗。

びっくりするほど緻密な手書きの物から、スタンプ、プリント物まで。
素材もシルクから薄手のコットンやざっくりコットンまでさまざま。

日本で言うところの反物のようですね。

使われ方も多種多様。
サロンはもちろん、赤ちゃんのおんぶ紐や風呂敷、タオル、ブランケットかわりにもバティックバティックバティック。

使って使って使い果たして最後は脚拭きマットや雑巾になっていく…。



そんな生活に密着したバティックが大好きで、日本でも活用したいと考えました。

新品だとなんだかパリパリしててよそよそしいので、古布を使って。
ところどころチクチク繕った後があったり、色あせやシミがあったりも、年数を経た古布ならではの味わいです。


まずはタイパンツ。


ふーむなんて涼しいの。
すぐに乾くし想像以上に優秀!
たたむとペッタンコになるので、旅行にも最適。
昨年の猛暑は私の周り老いも若きもこのタイパンツで乗り切りました。





痛みの激しいバティックは、いいとこだけを切り出してパッチワークの鍋つかみやクッションに変身。

こうして家の中バティックだらけになりましたが、不思議と全くうるさくない。
(と思ってるのは私だけかも…)



今年も夏に向けてタイパンツたくさん作ります。
みなさんも是非試してみてくださいね!


バティックタイパンツ¥2900~

2011年1月18日

草木染

 天然の草や木の根で染めた色みは、とても穏やかで優しい風合い。

無漂白の綿生地を染めています。




ムラになったり、色あせしたり…

なんて世話の焼ける洋服たち。


それでも洗うたびに変化していく色味は、ケミカル染めでは味わえない楽しさ。


こうして色味だけ並べてみると、ちょっと地味ですね。

ことしは赤や紫にも挑戦したいです。





 
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2011年1月17日

こんにちは

こんにちは。
毎日寒いですね。


仕事部屋の前に広がる森、このところ毎朝地面も葉っぱも松ぼっくりも凍りついています。








ご挨拶が遅くなりました。
草木染めやバティックの古布を使った洋服を作っている「楽」のjと申します。


昨年までポツリポツリとnetで販売しておりましたが、今年は心機一転イベントなどに参加し
、今までよりもちょっとだけ頑張ってみようと思っています。




まずは手始めにブログを始めてみる事にしました。


「日記」としちゃうとアップのプレッシャーにくじけそうなので、たまに書く日記で「たまにき」にしました。




おしなものや、イベントのご案内、日々の暮らしのさまざまを綴っていけたらいいなと思っています。




どうぞよろしくお願いいたします。